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増田晶文作家

1960年、大阪生まれ。同志社大学法学部卒。「果てなき渇望」(文藝春秋ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞)でデビュー。著書に「稀代の本屋 蔦屋重三郎」「絵師の魂 渓斎英泉」「楠木正成 河内熱風録」「ジョーの夢」「エデュケーション」など多数。

(88)仕舞い忘れの鯉のぼりが青空に

公開日: 更新日:
切り絵・小宮山逢邦

 端午の節句は過ぎたのに、仕舞い忘れ、それとも面倒なのか、まだ鯉のぼりを青空に吹かせている家がある。

 神楽坂界隈、蔦重は毘沙門天様の少し北を左、「相馬屋」なる紙問屋をみて地蔵坂をいく。目指すは牛込御徒組屋敷、そこに狂歌で名を馳せる男がいる。

「鬼が出るか蛇が出るか」… 

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【連載】蔦屋重三郎外伝~戯家 本屋のべらぼう人生~

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