「萩本欽一 昭和をつくった男」太田省一著

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「萩本欽一 昭和をつくった男」太田省一著

 コメディアンの「欽ちゃん」こと萩本欽一氏は1970年代から80年代にかけて自ら企画・出演したテレビのバラエティー番組の視聴率が軒並み30%を超え、「視聴率100%男」とも呼ばれた。

 氏は、それまでプロの芸人の聖域だったバラエティー番組に次々と新しい手法を導入して、これまでにないスタイルを作り上げた。

 しかし、漫才ブームの到来とともに、毒のある笑いがもてはやされるようになると、氏のほのぼのとした笑いは次第にテレビから消えてしまう。40年経った今、コンプライアンス意識の高まりとともに再び氏の笑いへの回帰が始まっていると著者は指摘する。

 そんな氏の人生の軌跡を振り返り、その功績や、ユニークな人生哲学を紹介する評伝。 (筑摩書房 968円)

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