「悪文の構造」千早耿一郎著

公開日: 更新日:

「悪文の構造」千早耿一郎著

 誰もが名文家になれるわけではないが、読みやすい文章なら誰でも書くようにはなれる。本書は、悪文を避ける文章技術を伝授する名著の復刊。

 文章には、事実や意思の伝達と、感情を表すという2つの働きがある。そして、ほとんどの文章は、これら2つの働きを併せ持っていると説く。さらに文章を読んで「分かる」「分からない」とはどういうことかを解説しながら、洗練された機能的文章とはどういうものかを「工学」の理論を応用し解き明かしていく。

 一回読んだだけではその内容がすぐには理解できない法律の条文などを例に、日本語における文章の構造とその仕組みを分析するなど、多くの実例を取り上げながら、長文になりがちな悪文を機能的な文章に洗練させる技法を徹底講義。 (筑摩書房 1210円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」