「臓器ブローカー」高橋幸春著

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「臓器ブローカー」高橋幸春著

 臓器移植希望登録者は、腎臓病患者だけでも1万4773人を数える(今年1月時点)。しかし、国内での脳死下・心停止後の腎臓移植は15年待ちで、患者の多くは人工透析治療中に亡くなる。

 こうした現実を背景に経済的に余裕のある患者は海外での移植に活路を見いだそうとする。

 2023年、渡航移植を斡旋していたNPO「難病患者支援の会」代表・菊池仁達が逮捕された。容疑は臓器売買だったが、警察はそれを立証できず、臓器斡旋の罪で起訴。現在も裁判は係争中だ。それでも、移植を望む患者は後を絶たず、国内の臓器ブローカー(斡旋業者)が国際的な斡旋組織とつながり、移植を進めているという。

 本書は、菊池本人に取材し、臓器斡旋、臓器売買の実態を暴く衝撃のノンフィクション。 (幻冬舎 1100円)

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