「媽祖」川村湊著

公開日: 更新日:

「媽祖」川村湊著

 台湾で関帝廟に次いで多いのが「媽祖廟(まそびょう)」である。

「媽祖」は960年に中国の福建省の湄州島で林家の七女として生まれた。母親が夢の中で観音菩薩にもらった丸薬を飲んで身ごもったという。生後、ひと月以上も泣き声ひとつ立てなかったことから「黙」と名づけられた。幼い頃から観音経を読み、病気治しの祈禱も行う。嵐で船が沈みそうなとき、暴風雨を抑えて船を救い、航海神として尊崇されるようになった。「媽祖信仰」は漁民たちによって、琉球、日本列島にまで広がっていく。

 著者は同人誌「文藝台湾」を創刊した日本の文学者、西川満を訪ね、媽祖について取材を始める。

 アジアに広がる「媽祖信仰」を紹介する。 (作品社 2970円)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  4. 4

    小泉防衛相が大炎上! 自民党大会での自衛官の国家斉唱めぐり言い訳連発、部下に責任転嫁までするツラの皮

  5. 5

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  3. 8

    米イ対立に出口見えず…トランプ大統領“ホルムズ逆封鎖”で「住宅クライシス」が日本に忍び寄る

  4. 9

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋