女子大生・宮崎美子の人生を変えた篠山紀信の“1枚の写真”

公開日: 更新日:

 ほかにもオシャレな女子大生が20人ぐらい集まっていました。篠山さんは大きな鋭い目で一人一人をご覧になってて怖かったですね。中にとても美しい方がいて、篠山さんが「お姉さんにはホントにお世話になってます」なんておっしゃっていました。後でわかったんですが、真野あずささんでした(姉は女優・真野響子)。私はといえば地味なグレーのニットの上下にノーメーク。場違いな雰囲気に落ち着かなくて、控室を出て歩き回っていたら、ほっぺたが真っ赤っかに……。選ばれるなんてとても思えませんでした。

■「カメラのCMに出ないか?」と電話が

 それでもオーディションの後、また呼ばれて上京し、六本木にあったスタジオに行ったのが、1979年の11月の終わりか12月ごろです。どんなお洋服で撮るのかな、どんなお化粧かなってすごく期待したのに、10分ぐらいでチャチャッと整えて、白のシャツに紺色のVネックのセーター……着て行ったのと大して変わんないお洋服(笑い)。

 撮影も道路沿いのちっちゃな公園でノートを持って立たされ、10分ぐらいで終わり。別れ際、篠山さんは私の肩を叩いて「惜しかったね。もうちょっと若ければ、タレントにでもなれたのかもしれないのにね」って。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル