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井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

東京に運動会をしに集まった外国人選手 何人が地獄の記念日を知ってるんだろう

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 アメリカは核爆弾の製造を、陸軍のグローブス准将の指揮下で始める。マンハッタン計画だ。責任者のオッペンハイマー博士はノーベル賞をもらっていない科学者で劣等感があり、グローブスに「名声を懸けたい」と言ったと。劣等感なんてロクでもないな。20億ドル(今なら3兆ドルか)の膨大な研究費を出させ、彼は悪魔に魂を売ったのだ。でも、ナチスは降伏。核実験に成功したグローブスは「完成したのに使わなければ議会で厳しい追及を受ける」と言い、日本に使うことにした。広島、小倉、長崎、新潟と「2発目以降は準備が出来次第、投下せよ」と指令が出た。トルーマン大統領が広島は軍事都市だと軍にごまかされていたというが、それこそ疑わしい。何だろうと、原爆はこの世に現れた時から間違いで、造ること自体、狂っていたのだ。

 あさってで五輪終了か。ちなみに、「貧困は拡大し、人命は軽視される……すべての源は五輪イヤーにあった!」と書く「1964 東京ブラックホール」(貴志謙介著/NHK出版)が教えてくれる。64年の閉会式はアルファベット順の国別行進でなく、どこの選手も偶然に入り交じって手をつないで入場し、これこそ「世界は一つ」の光景だと伝えられてきたが、実は開会式の時から険悪だったイラク、イスラエルの両選手が隣り合わせに並ぶと殴り合ってしまうと委員会が考え直し、どこの国も皆一緒くたにして入場させたというのだ。五輪祭りごときで世界が一つになれるなら、毎日、持ち回りで開いたらどうだ。

 早く終わらせて静かにしてくれ。で、次は選挙祭りか。それしか頭にない単細胞政府の野郎どもに呆れるばかりだ。

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