中島裕翔がJUMP電撃卒業。退社か残留か…山下智久、赤西仁、中島健人らの活動から“今後”を考察する
Hey! Say! JUMP 中島が突然の脱退
8月28日、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所/以下、SE社)は、Hey! Say! JUMP(以下、JUMP)から中島裕翔(32)が同日をもって卒業すると発表した。
公式サイトで中島は、「今後は自分の足で立って俳優を主軸に活動したいと決断いたしました」と経緯を明かした。SE社のデビュー組で発表と同時に即日卒業は珍しく、様々な憶測が飛び交っている。だが、何はともあれ中島はソロとなり、事務所は退所せず、俳優として活動することとなった。
中島には今後どんな道のりが待っているのだろうか。SE社でデビューグループから脱退・卒業したメンバーは、同時に退所するパターン以外に、一度は事務所に残るもその後退所するパターンと、そのまま事務所に残留するパターンがある。彼らの動向から、中島の今後を占いたい。
【関連記事】1位の道枝駿佑を抜いた!2025年上半期「国宝級イケメン」を検索数でランキング。最も調べられた日の出来事は
独自のスタイルを貫く赤西仁、山下智久
比較的若くしてグループを脱退し、その後独立するという前例を作ったのは元KAT-TUNの赤西仁(41)だ。2006年にKAT-TUNでデビューするが、方向性が異なることから2010年に脱退した。
その後、ソロとして事務所に残ったが、2014年に退所。当時の事務所のパワーを考えると、退所はリスキーだったが、それでも海外を拠点にアーテイスト活動を続け、独自のスタンスを貫いている。
山下智久(40)も、NEWSとして2003年にデビューしたが、ソロ活動に主軸を移すため2011年に脱退。しばらくは旧事務所に残ったが、2020年に本格的に活動の拠点を海外に移すため退所した。
赤西と山下はジュニア時代、共通のバイリンガルの友人から英会話のレッスンを受け将来を見据えていた。旧事務所は国内仕事の比重も高かったため、海外本格挑戦にあたり退所を選んでいる。事務所に残っていては出来ない活動のための退所だったのだろう。
脱退後も事務所に残る河合郁人
一方で、グループから脱退後、事務所に残っており、現状退所の見込みがないメンバーもいる。
河合郁人(37)は2012年にA.B.C-Zでデビューしたが、MC業に注力するため、2023年に脱退しソロとなった。だが、現在もウリは事務所の先輩モノマネだったり、YouTubeや配信番組で憧れの大先輩・木村拓哉(52)の威光を借りる場面も多く、現状事務所に残っていた方が仕事がしやすい環境だ。少なくとも木村がSE社にいる限り、退所は無さそうに思える。
中島健人はどうなる?
中島健人(31)も、2011年にSexy Zone(現timelesz)でデビューするも、ソロ活動に専念するため2024年にグループを脱退した。
事務所に残り、俳優業、バラエティ業もこなす中で、音楽業ではアーティストではなくソロアイドルであることを強調。「セクシーサンキュー」も封印しておらず、旧事務所的アイドル像にこだわり続けるのであれば、事務所に残留しそうだ。
他にも元NEWS兼関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)で2006年に脱退した内博貴(38)、元JUMPで2021年に脱退した岡本圭人(32)も俳優として事務所に残っている。
ただ、内は事務所関連の舞台出演が多く、岡本は父が元男闘呼組の岡本健一(56)であるため生まれた時から事務所との繋がりが深い。2023年の創業者問題を受け、俳優業に支障が出たものの、独立しても十分な活躍が見込めた岡田准一(44)、二宮和也(42)、生田斗真(40)などと違い、今のところ即座の退所は無さそうだ。
JUMPを脱退した中島は、2013年の「半沢直樹」(TBS系)で好演を見せ、2022年の「純愛ディソナンス」(フジテレビ系)、今年冬期の「秘密~THE TOP SECRET~」(カンテレ・フジ系)で主演を務めるなどしている。
だが岡田ら独立俳優組ほどの知名度があるとは言えず、SE社所属でも俳優業にほぼ支障が無くなった今、あえて退所するメリットもあまり無いように思える。事務所と関係が良好なのであれば、よほどのヒット作や当たり役に巡り合うまでは、このまま残留しそうな気配だ。
山田涼介は何を思う
ところで、JUMPのエース・山田涼介(32)は、自身の俳優業を「グループでの主題歌歌唱」という形でJUMPに還元し続け、アイドルとの両立に奮闘している。山田は岡本脱退時、「本当に自分勝手なやつだな」としつつも、強い意志を持つ彼にエールを送っていた。
山田と中島が所属していたJUMP派生グループ「Hey! Say! 7」では、「Hey! Say!」という楽曲で「僕らは平成Only! 昭和でShowは無理!」と歌っていた。令和となった今、ソロとして俳優業も音楽業もこなしながらグループを引っ張る山田は、今回の中島脱退劇に何を思うのだろうか。
(こじらぶ/ライター)