トランプ関税の影響を受けにくい欧州のテンバガー(10倍株)を狙ってみる

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 株式市場の先行きは不透明だが、個人投資家はどこに投資をしているのか。投資信託協会のデータで過去1カ月の純資金流入額ランキング(海外株式)を見ると、上位の多くをS&P500や先進国株式などインデックスに連動するファンドが占める中、存在感を高めているのがフィデリティ投信のアクティブファンドだ。3本がトップ10にランクインしている。

 2位と4位に位置するのは、「グロース・オポチュニティ・ファンド」。大型株だけでなく、数年後に成長が期待される中小型株にも積極的に投資するファンドだ。

 分配形式や為替ヘッジの「あり」「なし」によって4つのコースがあり、2位にランクインしているのは毎月決算型で予想分配金提示型・為替ヘッジなしのDコース、4位にランクインしているのは、為替ヘッジなしのBコース。2023年3月に設定されたDコースは過去1年間の騰落率が約30%のプラス。同じ商品分類の平均が約12%であることを考えると優秀といえそうだ。

 8位にランクインしているのは「フィデリティ・欧州割安成長株投信Bコース」。愛称は「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」。欧州小型株を中心に割安成長株に厳選投資するファンドだ。欧州小型株企業は大型株企業と比較し、欧州域内の事業比率が高い。つまりトランプ関税の影響を受けにくいわけだ。その中でテンバガー(10倍株)の発掘を目指すのがこのファンドだ。

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