冬こそ用心…ひび割れ、あかぎれと思ったら水虫だった

公開日: 更新日:

 夏の間に感染した水虫は、乾燥する冬になると症状が治まってくる。自覚症状がないと治療しない人が多いが、そのまま放置しておくと後悔することになる。

 水虫は白癬菌の感染が原因で発症し、大きく分類して3つのタイプがある。

(1)趾間(しかん)型…足の指の間に小さい水ぶくれができたり、皮膚がふやけて皮がむける。症状が進むとかゆみが強くなる。
(2)小水疱(しょうすいほう)型…かかとや足の指の付け根などに小さな水ぶくれができる。かゆみも強い。
(3)角質増殖型(角化型)…かかとの皮膚の角質が厚くなり、表面がザラザラになる。かゆみはないが、皮がむけたり、ひび割れを起こしたりして痛むこともある。

 いずれの水虫も、しっかりした治療が必要だが、中でも冬に注意するべきタイプは角質増殖型だという。「哲学堂くすのき皮膚科」の楠俊雄院長がこう説明する。

「角質増殖型は、見た目がひびやあかぎれそのもので、一見しただけでは専門医でも水虫だとは分かりません。毎年、冬になるとかかとがカサカサして粉を吹くとか、かかとがひび割れして靴下が引っかかるという人が、検査してみたら実は水虫だったというケースがたくさんあります。水虫なのにひびやあかぎれだと思い込み、尿素の入った軟膏や保湿クリームをいくら塗っても治りません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々