夏に増加の「痛風発作」 3つのマイナス要素知って正しく対策

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 両国東口クリニック・大山博司理事長(痛風専門医)が、痛風発作で受診した初診患者を5年にわたり調べたところ、5~9月が多かった。夏は痛風発作を起こしやすい。あの“強烈な痛み”に襲われないようにするには、何をすべきか。大山理事長に聞いた。

 夏に尿酸値が上がって痛風発作を起こしやすいのは、3つの理由からだ。

 まず、脱水。

「汗をたくさんかくので体内の水分が失われ、脱水症状になる。すると、尿細管での尿酸の再吸収が増加し、尿酸の排泄が低下して尿酸値が上昇します」

 次に、アルコール。

「アルコールそのものに尿酸値を上げる作用があります。しかも、アルコール摂取は体内を脱水状態にします」

 そして、清涼飲料水や缶コーヒーなどに多く含まれる甘味成分の過剰摂取だ。

「尿酸値を上げることは、実験で証明されています」

 つまり、夏に痛風発作を起こさないようにするには、これら「3つの理由=マイナス要素」に少しでも触れないようにすることが重要になる。

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