後悔しない選択は? 医者は「がん治療」をこう選んでいる

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 医療の素人である患者では、1人の医師に聞いただけではその本心を見抜けない。しかし、複数の医師に意見を求めれば、違う話が出てくる可能性が高い。日本のがん治療は外科医が中心だが、外科医だけに意見を求めても同じような答えになる傾向がある。放射線治療医や腫瘍内科医といった“外科医以外”にも意見を求めるべきだ。

(3)続けられるか?

 がんは保険がきかない治療も多いが、高額で続けられないものには手を出してはいけない。

「また、代替・伝統療法は西洋近代医学とうまく組み合わせてこそ価値があるのですが、代替・伝統医療だけで『絶対に治る』とうたったり、ほかの治療法を否定するうさんくさい医師も残念ながらいる。注意が必要です」

(4)経験者の話をうのみにしない

「『○○さんはこれでがんが治ったから』と信じ込み、○○さんが受けたがん治療を無条件で支持する患者さんも少なくありません。しかし、それが自分に合った治療法とは限りません」

 “勉強不足”の患者も多いと、川嶋教授は指摘する。自分の治療を選べるのは自分しかいない。肝に銘じるべきだ。

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