安全性もアップ 致死性不整脈に新治療登場で何が変わる?

公開日: 更新日:

■重篤なリスクをすべて回避

「経静脈ICDは致死性不整脈の治療には欠かせませんでしたが、3つのリスクがありました」

 すべて心臓内のリードに関わることで、①心臓や血管を損傷し突き破る=心臓穿孔、②細菌が付着し感染性心内膜炎を起こす、③血管に癒着したり静脈閉塞を引き起こすため、リードの不具合や感染性心内膜炎などを起こしてもリードの追加や抜去は困難の3つ。経静脈ICDによって致死性不整脈は阻止できたが、①~③で重篤となるケースも珍しくなかった。

「しかも、3つのリスクと一生付き合わなければなりません。植え込み手術の後、10年間でリードの3割はなんらかの不具合が生じ、交換が必要になります。その再置換リードにも同様の危険が伴います」(国立循環器病研究センター・石橋耕平医師)

 心臓内にリードを埋め込む3つのリスクに不安を抱き、特に若くしてICDの適応となった患者の中には、治療を先送りにする人もいた。しかし新治療では、本体もリードも皮下に植え込む。心臓内のリードの植え込みによる3つのリスクがすべて解消できるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ