老眼は改善することができるか

公開日: 更新日:

 最近、手元が見えづらい……。そんなあなたにぴったりの情報を、梶田眼科(東京都港区)の梶田雅義院長が教えてくれました。

「訓練によって手元の見えづらさを改善することは可能です。ただ、見えればいいというものではありません」

 老眼の原因は、レンズの役割をする水晶体が加齢により硬くなること。目線を手元に移したとき、水晶体が硬くて変形しづらいと、すぐにピントが合わないのです。それでも目線を遠くから近くに動かす訓練を繰り返せば、ピント合わせができるようになるというのですが……。

「若い時と違って、かなり力を入れてピントを合わせることになるので、非常に疲れます。そんな苦労をするよりも、素直に遠近両用の眼鏡やコンタクトを使ったほうがいいと思います」

 遠近両用眼鏡(通称・老眼鏡)に抵抗がある人が多いのは、「老眼鏡=年寄り」と思っているから。でも実は、誰でも35歳くらいから徐々に老眼が始まっているのだとか。「老」という字にそぐいませんが、40代にもなれば、老眼になるのもごく当たり前なのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋