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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国医師会が発表 「LED街灯は体に悪い」の波紋

公開日: 更新日:

「激増するLED街灯が、国民の健康に影響を与えている」

 米国医師会の発表に、波紋が広がっています。

 全米の自治体では、省エネと予算削減のために街灯をLED電球に次々と付け替えています。米国医師会は、その“色温度”を3000ケルビン以下にするように推奨。色温度は高くなればなるほど青色が増し、見た目にはより白く見えるといいます。

 では、青が強いLED電球にはどんな問題があるのでしょうか? まず、LEDの強烈な光が網膜を傷つけ、人やクルマなどの対象物をかえって見にくくしてしまうそうです。

 次に、青色の波長が人間の体内のメラトニンの生成を妨げ、睡眠障害をもたらし、体内時計を狂わせてしまう。LEDライトは白熱灯に比べ、メラトニン生成を妨げる度合いが5倍にものぼると報告されています。

 ちなみに、白熱灯は2400ケルビンで黄色や赤の波長が多く、それ以前に街灯に使われていたロウソクは1800ケルビンで、青色の波長はほとんど見られないとのこと。

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