乳房再建に2つの選択肢 人工物or自家組織どちらが安全か

公開日: 更新日:

「人工物を体内に入れることで起こる避けようがない結果で、医師の腕とは関係ない部分がある。だから、人工物は入れたら完成で終わりではなく、メンテナンスしていく必要があります」

 自家組織ならメンテナンスは不要。人工物より自家組織の方がいいと、素人目には感じる。しかし、がん拠点病院でも自家組織で乳房再建を積極的に行うところは少なく、人工物がほとんどだ。自家組織の手術は高い技術力を要し、手術にかかる手間も人工物より増えるからだ。

 自家組織の乳房再建法には「皮弁法」と「脂肪移植」がある。

「皮弁法」は血流の保たれた状況で皮膚や脂肪を移植する。かつては筋肉ごと取っていたが、合併症が起こりやすい。そこで筋肉を取らずに残し、皮膚や脂肪に血液を運ぶ細い血管(穿通枝)も含めて皮膚と脂肪だけを採取し、移植する。結果、「温かく柔らかい乳房」が実現する。「穿通枝皮弁」と呼ばれる。

 採取する皮膚や脂肪は下腹部からが一般的だが、佐武部長は患者の希望に合わせて部位を選び、下腹部、背部、太もも、でん部など13カ所から選択している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    (6)甲斐拓也が松井巨人に“切られた”本当の理由…成績低迷に加え「福岡帰省連発」でもヒンシュク買っていた

  2. 2

    秋ドラマは「芝居上手」の芦田愛菜、上白石萌音、河合優実で見る!

  3. 3

    中森明菜が口にした“幻のレコ大3連覇”と大賞の行方…紅白で再燃しそうな近藤真彦との40年の因縁

  4. 4

    維新の“泥舟化”が加速…群馬、岐阜、茨城と県組織「解散」し都市部テコ入れもガバナンスはガタガタ

  5. 5

    木村拓哉の千葉支援に重なる“解散から10年”SMAPの絆 義援金2000万円を届けた行動力

  1. 6

    ロッテ小島和哉はFA移籍濃厚…《開幕たった2戦で二軍送り》でくすぶるサブロー監督との火種

  2. 7

    (1)松井秀喜監督で“淘汰される選手” 「確率が高いものを大切に。守備走塁は100%」の真意

  3. 8

    (5)松井監督が自覚する「優柔不断」…高橋由伸ヘッドコーチも“同類”という懸念

  4. 9

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  5. 10

    「VIVANTに出てるんだから口閉じろ」…キムラ緑子の高市首相批判に噛みつくSNSの異常と低レベル

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス