ピアス穴が10cmの塊に “ただの傷”を甘く見てはいけない

公開日: 更新日:

「高血圧の人がケロイドに至りやすいのは明らかです。血管が障害を受けて炎症が悪化・増強し、それがケロイドに関係していると考えられます」

 女性ホルモンはケロイドの悪化を進行させるので、妊娠が悪化因子に加わる。これらの悪化因子に該当することで、1つのピアス穴から重症ケロイドに至り、直径10センチ以上の塊をぶら下げたような状態にまでなる人もいる。

高血圧、妊娠で悪化

 しかし、最も重要なポイントは「適切な治療で、驚くほどきれいに治る」ということ。肥厚性瘢痕やケロイドの治療は、「ステロイドを含有したテープを貼る」「包帯などでの圧迫、かゆみを鎮める飲み薬などで補助する」ものになる。

 これらで改善されなかったり、治療期間を縮めたければ、「手術」あるいは「手術+手術による新たなケロイド予防のための放射線」が選択肢になる。すべて保険適用だが、自費診療であれば、レーザー治療の追加という手もある。

 ただ、これらの治療が正しく行われていないのが現状だ。よくあるのが、次の4つだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"