歌えなくなったら…木山裕策さんの運命変えた後悔と挑戦

公開日: 更新日:

 運命を変えたのは、そのカラオケの端末で「歌スタ!!」(日本テレビ系)というテレビのオーディション番組にエントリーできるのを目にしたことです。“最終ボタン”がなかなか押せずに何回も通いましたが、病気があって、手術があって、歌への思いや子供たちへの思いがあふれていたんですよね。最後に4人目の子供が生まれて、背中を押してくれました。実に勝手な解釈ですけど……(笑い)。

 病気の後は、カッコ悪くても失敗を恐れず、失敗をしても這い上がる姿を子供たちに見せていこうと思うようになりました。これからも、歌と会社員の二足のわらじで“家族”を歌える歌手でありたいと思っています。

▽きやま・ゆうさく 1968年大阪府生まれ。大手広告関係会社に勤務していた2004年に甲状腺がんが見つかり手術。その後、オーディション番組「歌スタ!!」(日本テレビ系)に出場し、08年「home」で歌手デビュー。同年NHK「紅白歌合戦」に出場。現役サラリーマン歌手として週末中心に活動。新曲「旅立ち~home2016~」が好評発売中。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発