著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

料金は5000ドル程度 NYで「新卵子凍結サービス」が快調

公開日: 更新日:

 ニューヨークにオープンした卵子凍結専門クリニック「Extend Fertility(エクステンド・ファーティリティー)」が話題になっています。通常のクリニックの半分の5000ドル程度で卵子凍結サービスが受けられるなど、これまでの不妊治療クリニックとは違い、20~30代前半の若い世代をターゲットに、卵子凍結に特化しているのが特色です。

 クリニック内は医療施設というよりも、若い女性が気軽に足を踏み入れることを狙ったハイテクでおしゃれな雰囲気。

 背景には、ここ数年飛躍的に進化した卵子凍結技術があります。2012年、米生殖医学会が「もはや卵子凍結の実験段階は終わった」と宣言。卵子凍結が、若い女性の人生の「選択」のひとつとして認知されるようになってきているのです。

「アップル」や「フェイスブック」をはじめ、企業が費用を負担するところも。18年までに7万6000人が施術を受けると予測されており、これは、実に13年の実施数の15倍に当たります。

 こうしたニーズを見越して、同様のクリニックやサービスが全米で立ち上がっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘