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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

トランス脂肪酸禁止のニューヨークで心臓発作が減少

公開日: 更新日:

「トランス脂肪酸」を多く含む油脂は、クッキーやクラッカーなどの加工食品、ファストフードの揚げ物などに使われています。アメリカでは、その量はかつての5分の1程度まで減っていると考えられていますが、さらに2018年までに加工食品への使用が全面禁止される予定です。

 一足早く、07年にレストランやファストフード店での全面禁止に踏み切ったニューヨーク市では、他の地域と比べ心臓発作と脳卒中が低いことが分かりました。

 調査を行ったのはイエール大学の医学部で、その結果が「JAMA」(米国医師会雑誌)に発表されました。ニューヨーク市と、トランス脂肪酸の使用を禁止していない近隣地区を比べたところ、ニューヨーク市の方が心臓発作が7.8%少なく、脳卒中が3.6%少なかったのです。

 ところが、ここで少々混乱が生じています。かつてトランス脂肪酸が多く含まれていたマーガリンは、動物性油脂のバターより健康にいいと考えられていました。しかし、80年代以降健康リスクが発見され、逆に「マーガリンは体に悪い、バターの方がいい」というコンセプトが定着。今もそう思い込んでいる人が多いのです。

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