意識障害から負の連鎖へ 高齢者の「脱水」が認知症を招く

公開日: 更新日:

 高齢者は脱水を起こしやすい要素をいくつも持っている。放置すると、寝たきりや認知症を招く結果になりかねない。

「たかせクリニック」(東京・大田区)は、高齢者医療を得意とする在宅医療中心のクリニックだ。

 2004年の開院以来、延べ約1500人の患者の在宅療養を支えてきた。

 理事長の高瀬義昌医師は、「特に高齢者が在宅で気を付けたいこととして、『脱水↓譫妄↓骨折』といった流れがある。このケースが多い」と話す。

 譫妄は意識障害の一種。高齢者では脱水で一時的に起こりやすい。「ぼーっとする」「注意散漫」「認知や知覚の変化」などが見られる。

“過活動型”と呼ばれる譫妄では、夜間に興奮状態になり、ベッドの上で急に立ち上がろうとする、暴れだす、といった行動も見られる。

 結果、転倒しやすく、骨折のリスクが高まる。骨折で病院に運ばれ入院となると、認知症を発症、あるいは悪化する可能性が高くなる。


 高瀬医師によれば、「脱水↓譫妄↓転倒骨折↓認知症」というように、まさに負のスパイラル。譫妄は認知症の症状としても出てくるため、「認知症↓譫妄↓転倒骨折↓認知症の悪化」という図式もできる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”