子供の突然死の主要原因…「心臓震とう」が死を招く

公開日: 更新日:

 スポーツの秋の到来だが、子供が運動中に突然倒れたらどうすべき? 救命救急医療に長く関わり、スポーツドクターでもある「恵泉クリニック」顧問の太田祥一医師に話を聞いた。

 8月初め、野球部マネジャーの女子生徒が練習場から学校までの約3・5キロを走った後に倒れた。呼吸があるように見えたため、監督らはAED(自動体外式除細動器)を使わずに救急車の到着を待った。

 ところが生徒は、低酸素脳症で死亡。医師は、心室細動が原因と家族に説明した。このことから、「AEDを使っていれば助かったのでは」という声も出ている。

「このような場合には、とっさの判断が難しい。医師でも迷う場合があるのではないか」

 そう太田医師が指摘するのは、①心停止状態でもあごが動くなど呼吸をしているように見えることがある(死戦期呼吸)②AEDのパッドは直接皮膚に貼り、躊躇なく行う必要があるが、確信を持てない状況で一般市民が公共の場でAED使用や胸骨圧迫を行いづらい――という現実があるからだ。AEDの知識は浸透すべきだが、それだけではカバーできない“壁”もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  4. 4

    フジとTBSは「朝8時戦争」“初打席”で空振り三振…テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」独走いよいよ決定的

  5. 5

    王林が地元事務所復帰でいよいよ夢に一直線? 虎視眈々と狙う「青森県知事」への現実味

  1. 6

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  2. 7

    フジ「月9」ドラマ初主演の北村匠海 映画では“共演者連続逮捕”のジンクスに見舞われたが…

  3. 8

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    エプスタイン問題とイランは地続き…異例の「メラニア演説」で広がる波紋、トランプ大統領の性虐待疑惑が再燃