大人の発達障害に効果 リハビリプログラムを実施医が解説

公開日: 更新日:

「こういう人は『興味のあることには集中して取り組む』など疾患の特性から、学習面で高い能力を有していることが多い。だから学生時代は問題なく過ごしてきたが、社会人になって、対人関係などで不適応を起こしている」(五十嵐院長)

■不適応か減少

 その「不適応」にどう対処すればよいか? 医療関係者が「○○の時は△△すればよい」と一方的に伝えるのでは十分に対処しきれない。働くビジネスマンだから理解し合える「不適応」もある。患者同士が日々ぶち当たる「不適応」について経験や知恵を共有し、乗り越える術を身につけていくのだ。

 各回ごとに「空気を読む」「段取りを組む」「情報を整理する」などテーマが決まっている。前半1時間半は心理士ら専門家の解説、後半1時間半は患者同士7~8人が輪になっての話し合いという構成。前半で疾患についての理解を深め、後半で先に述べた「不適応を乗り越える具体的な術」を学ぶ。継続して受けることで「対人関係などのトラブルが減った」と話す患者は少なくない。


 発達障害においてリハビリテーションプログラムが占める役割は大きい。発達障害は発症メカニズムが解明されておらず、決め手となる治療法がないからだ。成人のADHDは2種類の薬が承認されているものの「これで治る」というわけではなく、アスペルガー症候群には薬がない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  2. 2

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 3

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  4. 4

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  5. 5

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  1. 6

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 9

    高市早苗がナチス礼賛本に推薦文…「♪盟友ナチス♪」の高須克弥を持ち上げた安倍晋三にも共通する体質

  5. 10

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務