著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

職場でのいじめや暴力が糖尿病リスクを上昇させる

公開日: 更新日:

 職務関係のストレス糖尿病との関連性については、過去にも研究報告が存在するようですが、職場でのいじめと糖尿病発症リスクを検討した論文が2017年11月13日付で、欧州糖尿病学会の公式ジャーナル「ダイアビートロジア」誌に掲載されました。

 この論文はスウェーデン、デンマーク、フィンランドで実施された4つの研究に参加していた40~65歳の4万5905人が解析の対象となっています。過去12カ月間に、職場でのいじめや暴力的行為の脅威にさらされていたかどうかについて、自己申告に基づくアンケート調査が行われ、糖尿病発症との関連性が検討されています。なお、結果に影響しうる、年齢や性別、婚姻状況、教育水準などの因子で統計的に補正を行い解析しています。

 過去12カ月間において、研究対象者の9%が職場でいじめに遭っていることを報告し、また暴力やその脅威にさらされていたと報告した人は12%にも上りました。解析の結果、職場でいじめを受けていた人は、そうでない人に比べて、糖尿病の発症が46%高いことが示されました。また暴力や暴力の脅威にさらされていた人でも同様に、糖尿病の発症リスクが26%上昇することが示されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  2. 2

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  5. 5

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    「得したつもりで毎月赤字」…ポイ活にハマる人ほど貧乏になる背景と損をしない使い方

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    日ハム「にわか成り金」のトホホ 有原航平が防御率8.23で二軍落ち…「ドラフトと育成」は今や過去