中高年は要注意…お酒の飲み過ぎが招く思わぬ病気の数々

公開日: 更新日:

 急性膵炎は上腹部に激しい痛みが出て次第にその痛みが強くなり、数時間後にピークとなる。背中の痛みを伴う場合が多い。吐き気や嘔吐が起こり、食欲不振、発熱、下痢などが表れる。

 一方、慢性膵炎は膵臓の線維化のほか、外分泌低下による体重減少、水面に油のように広がる脂肪便が出るのが特徴だ。飲酒中の吐血や下血も少なくない。どんな病気が考えられるのか?

「一番多いのはマロリーワイス症候群です。お酒を大量に飲んで血液中にアセトアルデヒドと呼ばれる毒性の強い代謝物が増えると脳の嘔吐中枢に信号が送られて、腹圧が高くなり嘔吐します。これが繰り返されると食道と胃の接合部の粘膜が破れて吐血することがあるのです」

 食道の壁は内側から外側に向かって粘膜、粘膜下層、固有筋層、外膜の4層に分かれる。マロリーワイス症候群では食道の粘膜下層までしか裂けないが、食道壁がすべて裂けることも。それが突発性食道破裂だ。その裂け目から空気が漏れる縦隔気腫となったり、食べ物や細菌が漏れて縦隔炎が起こる場合もある。

「マロリーワイス症候群なら絶食して安静にしていれば自然と治りますが、突発性食道破裂は緊急手術が必要です。症状の違いは後者には激しい胸痛があることです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道