大腸がんのリスクがアップ 盲腸を安易に切除してはいけない

公開日: 更新日:

 虫垂は重要な働きをしている器官なのは間違いない。急性虫垂炎に見舞われても、安易に手術で虫垂を切除することは避けた方がいいだろう。とはいえ、急性虫垂炎が重症化すると虫垂に穴が開いて腹膜炎を起こし、最悪の場合は死に至る可能性がある。病状によっては虫垂切除が不可避なケースもあるので、専門医と手術のメリットとデメリットを相談してベストな治療法を選択したい。

「また、虫垂を切除して大腸がんの発症がアップするのは、術後1年半~3年半で、それ以降はどちらもリスクが変わらなくなります。詳しいことはわかっていませんが腸内細菌のバランスが一定の期間で元に戻るのではないかと考えられます。大腸で働くIgA抗体は虫垂で作られていますが、小腸で働くIgA抗体は小腸のパイエル板というリンパ組織で作られています。切除された虫垂が担っていたIgA抗体を産生する機能を別の器官がカバーしている可能性もあります」

 すでに虫垂を切除してしまった人や、重症で切除せざるを得ない人も、いたずらに怯える必要はない。術後3~4年は大腸がんリスクが高いということを認識して、その期間は定期的に便潜血検査や大腸内視鏡検査を受けるようにすればいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道