美容整形の再手術では患者が理解・納得するまで何度も面談

公開日: 更新日:

山本クリニック(東京・新宿)山本豊院長

 昔と比べて美容整形への抵抗感が薄れ、手術が受けやすい時代になった。そのぶん結果に対して「思っていたのと違う」「満足いかない」という患者も増えている。しかし再手術は、最初の手術より難易度が高くなるので、他院の修正手術を引き受けてくれる医師はそう多くはない。

 同院は、修正手術を得意とする施設。これまで2000例以上の修正手術を行っている山本豊院長(顔写真)が言う。

「当院のオペ数は年間約640件で、うち修正手術は約220件です。しかし、修正手術の相談(カウンセリング)は年間1000件弱もあります。相談に来られる方で、実際に再手術が必要なほどあきらかに最初の手術の出来が悪い症例は2割ほどです」

 このように最初の手術に不満を持つ患者が多いのは、美容外科業界の「思い通りに」や「自由自在に」などの宣伝文句に一因があるという。患者側も実現可能な範囲から大きく外れて高望みしていることも多いという。

■圧倒的に多いのは目

 同院の修正手術の適応は基本的に、手術をした部位に機能的な問題があるケース、それから修正手術で患者本人の望む形に近づく場合だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメンテーター「早口すぎて何を言っているのか聞き取れない」ワースト5はこの人たちだ

  2. 2

    巨人が決められないバント、出ない適時打の八方ふさがり

  3. 3

    魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚

  4. 4

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  3. 8

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  4. 9

    葉月里緒奈47歳“魔性の女”の現在地 セレブ生活の投稿が性に合っている?

  5. 10

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末