発作のコントロールにはアレルギー性鼻炎治療も不可欠

公開日: 更新日:

 喘息発作を繰り返していたある患者さんは、慢性副鼻腔炎で常に鼻が詰まっていました。すると自然と口呼吸になります。口から呼吸を行えば、乾いた冷たい空気が口から入ってくることになります。気管支の平滑筋は冷気にさらされると縮んでしまうため、喘息の症状が出やすくなります。「気管支喘息の口呼吸は肺機能を低下させる」という内容を記した論文も発表されています。

 この患者さんの場合、鼻の治療を行って、鼻呼吸に切り替えてもらうことで、喘息のコントロールがうまくいくようになりました。「喘息患者はそもそも口呼吸になりやすい傾向にある」ともいわれているので、自分が口呼吸かどうかチェックすることも必要だと思います。

(NTT東日本関東病院呼吸器センター・放生雅章センター長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状