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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

千葉大病院で発覚 がん情報引き継ぎミスはこうして起きる

公開日: 更新日:

 昨年、乳がんで亡くなった小林麻央さんは、医師の指示通りに受診するのを忘れたため、確定診断まで8カ月かかったことが報じられました。仕事などの都合で、受診を忘れることはありうるでしょう。ですから、電話確認という基本的なことが大切なのです。

 診断に疑問点があったら、患者さんが積極的に質問してください。3年前に大腸がんで亡くなった俳優の今井雅之さんは当初、近くの医院で「腸の風邪」と誤診されたことで、がんの発見が遅れました。診断結果に違和感があればセカンドオピニオンを求めること。もしがんのことなら、同じ診療科の別の病院ではなく、放射線科医に尋ねるのがセオリーです。放射線科医は全てのがん治療に精通していますから。

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