熱中症だけじゃない 梅雨明けは“W杯脳梗塞”に要注意

公開日: 更新日:

 脳梗塞は重大な事態を起こす半面、早い段階で治療すれば後遺症もなく治る可能性がある。予兆をキャッチするにはどうすればいいのか?

「脳梗塞が起きる前に時々見られるのが『一過性脳虚血発作』(TIA)です。手足の脱力やしびれ、めまいなどの症状がこれにあたります。その多くは数分で症状が消えるため、見逃しがちですが、放っておくと3カ月以内に15~20%が脳梗塞を発症し、多くはTIAを起こして数日以内に脳梗塞になるとの報告もあります」

 もっとも、これらの症状は本格的な脳梗塞の直前に出ることが多い。

「ならば目の見え方に注目するのも手です。血栓は頚動脈から脳の中に入った直後に目の動脈を塞ぎます。突然、片方の目の前が真っ暗になったら、短時間でも脳梗塞の前兆を疑うべきです」

 左の唇と左手のひらが同時にしびれ、触られても何も感じないなら脳の中の視床と呼ばれる部分の血管が血栓で詰まった可能性がある。

 血液は睡眠で長時間体を動かさない早朝が一番固まりやすい。サッカー好きな中高年は、日本代表戦後の朝はとくに気をつけることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情