ダ・カーポ榊原政敏さん ギター姿勢が招いた“職業病”体験

公開日: 更新日:

 前かがみになって左手のネックの方を向くと体がよじれ、さらに歌う時には顔を上げる。そんな体勢を40年以上続けていたことが、脊椎の骨折を引き起こしたらしいのです。「疲労骨折みたいなものです」と言われました。

 その頃には、あまりに痛くて寝室からトイレに行くのにも壁を伝って15分もかかっていました。その痛みが心臓に負担をかけて肥大化を招き、不整脈を引き起こし、肺に水がたまったというわけです。

 即入院となって、心電図つけっぱなしの入院生活を送りました。血圧も下がっていて、医師は「まずいな」なんて言うし、心房細動が起こって心臓がブルブルしてとにかく息が苦しいんです。主な治療は、その不整脈を治して肺の水をなくすこと。骨折の治療はカルシウムの薬を飲むくらいでした(笑い)。

■妻に「おまえひとりでやってくれ」と言い放った

 過去に妻が股関節症で入院した時は、彼女は一般病棟を選んで賑やかにやっていましたが、ボクは個室にしてもらいました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー