なぜ痛むかに着目 長引く慢性痛はカテーテルと注射で治す

公開日: 更新日:

 注射は5~10分ほどで終了。ステロイド剤の副作用を気にする人がいるが、通常量の4~8分の1とごく少量で、局所に使うので問題ない。どちらも日帰りでできる。患者によっては、これらの治療のほか、筋肉や関節をほぐす理学療法や、食事療法などを行う。

 慢性痛であるということのほかに、どういう痛みが適しているのか?

「痛みがある箇所を、押している指の爪がやや白くなる程度の強さで押した時、別の箇所と比べて痛いようなら、検討してみてください」

 関節、筋肉、腱など全身にわたり激しい痛みが慢性的に続く病気「線維筋痛症」には、残念ながらあまり効果が期待できない。また、膝痛、腰痛、股関節痛などは、早い段階でやった方が効果的。

「炎症で増えた新生血管や神経は運動器カテーテル治療で対処できますが、軟骨のすり減りや骨の変形などは改善できません。痛みが出始めた40~50代の時点で治療を受けることをお勧めします」

 健康保険は適用されない。たとえば、膝痛に対する運動器カテーテル治療は24万~29万円。痛む箇所によって治療回数や費用が変わる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然