がんの痛みも緩和 欧米が認める「書くだけ健康法」の効果

公開日: 更新日:

 そのやり方は実に簡単。週3日・1日20分程度、つらい思いをした経験やトラウマをエッセーのように書き出すだけ。

 ネガティブな経験を書き出してストレスを自己開示するだけで、ストレスと関連する慢性疾患や不調の症状が改善するという。

 たかだか日記を書くだけで現代治療では治りづらい症状が改善するなどにわかには信じられないが、最も信頼度の高いランダム化比較試験においても、いくつもその有効性が報告されているという。

 帰国後、最上氏自身も、大動脈解離を起こした50代の男性に3日間日記を書いてもらったところ、どんな薬を調整しても170㎜Hgより下がらなかった血圧が、わずか3週間後には100㎜Hg台前半まで下がったという。

 むろん、このやり方は現代医療にとって代わるものでなければ、万人に効くものでもない。既に病気と診断されていたり、自覚症状がある人はまずは医科学的な治療を受けるべきだが、未病の人や薬などの現代療法で効き目のない人が上積みの効果を期待することができるのだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意