データが示す 千葉県民はヒートショックのリスクが最も高い

公開日: 更新日:

 早坂教授によると、のぼせは11分以上で発生しやすく、長風呂は心臓への負担が大きい。理想的な入浴法は40度程度のお湯に10分以内でつかることで、その際、冷え性を改善したいのなら半身浴より全身浴だという。半身浴でゆっくり長めにつかるというのは、必ずしも正解ではないようだ。

 というのも、冬場はかくれ脱水が招く、「浴室熱中症」が起きやすくなるからだ。

「夏場だけかと思われている熱中症ですが、水分が不足したまま入浴すると、上昇した体の熱を放出できず熱中症を引き起こします。これに急激な温度変化で血圧が上昇して起こるヒートショックが加わると、最悪の場合、死に至るのです」(前出のリンナイ担当者)

 早坂教授によると、入浴中の事故を防ぐには、入浴前の深呼吸や、脱衣場ではなく浴室に入ってから下着を脱ぐ習慣を身につけたいという。

 年間2万人近い人が亡くなるのだから他人事ではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった