子供が不登校…ひきこもり回避は「共感と理解」がポイント

公開日: 更新日:

「保育園や幼稚園では、お母さんがいない新しい環境になかなか慣れない。小学校入学後は、学校に行くのを嫌がる。普通はすぐに忘れてしまうような失敗でも、大きなダメージを受けるようになる」

■ストレスがなくなれば6カ月以内に回復

 A君は小学5年の時、父親の転勤で地方都市から東京に転校。それまで住んでいたのは大人も子供も皆、顔見知りの地域で、おとなしい性格のA君にも友達がたくさんいた。

 しかし引っ越し先は進学に熱心な親が多く、クラスメートの大半は中学受験のために塾通い。周囲に同調せねばと、両親はA君に中学受験をさせようとしたが、通い出した塾で「今の成績では難しい」と言われた。

 腹痛や頭痛を訴えて学校や塾に行きたがらなくなったのは、小学校6年の夏休み明けだ。

 両親は「受験から逃げている」と叱ったが、A君はその都度黙り込み、次第に部屋に閉じこもりがちになった。

 貝谷理事長が言う。


適応障害は引き金となったストレスがなくなれば、6カ月以内に回復します。しかしストレスがあるままでは、やがてうつ病や不安障害に移行する可能性があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状