急性心筋梗塞は効果的な治療法が広まり救命率が上がった

公開日: 更新日:

 食事を改善したり、サプリメントなどの健康食品をうまく利用して、心臓疾患にかからないようにする――。そんな1次予防の考え方が広まり、近年は食品と心臓疾患に関連するさまざまな健康情報があふれています。

 たしかに、そうした情報をチェックして日々の生活に取り入れることは有効なケースも多いのですが、前回もお話ししたように、同時にそうした情報に振り回されないようにすることも大切です。

 さらに、そうした1次予防に関する情報以上に重要と言えるのが2次予防についての知識です。「病気にならないようにするために効果的な方法」が1次予防で、「いまある特定の病気をどのようにして治療したり、改善したりすればいいか」が2次予防にあたります。いまは健康な人を対象にしている1次予防に比べ、命の危機に直面している患者も対象になる2次予防のほうが圧倒的に進歩のスピードが速いと言えます。

 自分の体のどこかに不安を感じている人は、仮に病気を発症しても深刻な事態に陥ることを避けるため、心配している病気の2次予防はいまどこまで進んでいるのかを確認しておくことが大事なのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…