岡崎体育は併発入院 ノロ&インフルのピンポン感染を防ぐ

公開日: 更新日:

 ノロは、患者の便1グラムに10億個、嘔吐物1グラムに100万個いて、100個以下で感染するとされる。爪の先にわずかに付着しているだけで感染するのはそのためだ。

「感染者は吐いた口元を拭いたり、ぬぐったりした手であちこちに触れます。トイレのドアノブや水洗レバー、水道の蛇口、テレビやエアコンのリモコン、タブレットのスイッチ……。自宅やオフィスのあらゆるところにウイルスが付着しています。感染した子供を看病した妻が2次感染し、最後に夫が感染するようなピンポン感染がしばしば起こるのは、看病した人が汚染部位に触れやすいためなのです」

 患者の枕元には、空の牛乳パックを用意しておくと便利だそうだ。嘔吐物の飛び散りを防ぎ、看病する人は臭いなどをブロックして“もらい嘔吐”せずにトイレに捨てやすい。飛び散ったところを拭き取ったら、塩素系洗剤で水拭きして除菌する。濃度は、家庭用漂白剤10ミリリットルに水1リットルだ。

「ノロに感染したとき、下痢止めを飲むと、かえって回復が遅れます。下痢と吐き気で水も飲めないほどひどいときは、病院での点滴が必要です。また、インフルの薬を服用して2日経っても熱が下がらないと、肺炎の恐れが高い。すぐに再受診してください」

 岡崎のようなこともあるだけに、このくらいは頭に入れておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性