映画「がんになる前に知っておくこと」製作者に聞いた

公開日: 更新日:

 2人に1人ががんになる時代と言われても、ピンとこない人が多いだろう。しかし、がんは身内にがん患者がいなくても、年齢が若くても、健康に留意していても、発症する可能性がある。自分でなく、家族や親しい友人がなるかもしれない。寿命が延びた今、がんと一生無縁、というのは極レアケースだ。だからこそ、がんになった時に慌てないようにしたい。2月2日公開の「がんになる前に知っておくこと」は、まさにタイトル通りの内容を伝えるドキュメンタリー映画だ。企画を立ち上げたプロデューサーの上原拓治氏にインタビューした。

 ◇  ◇  ◇

 2016年3月5日、妻の妹をがんで亡くしました。発病してから1年も経っていませんでした。彼女は私より年下の41歳。それまで周囲にはがん患者がひとりもおらず、がんと聞いてはいましたが、すぐ治るだろうと軽く考えていた。呆然としました。私だけでなく、妻も、妻の母親も……。恐らく、義妹も自分ががんになるとは思っておらず、受け入れられてなかったと思います。

 今まで遠くにあったがんという存在が、急に身近に感じました。ショックだったこともあり、がんとはどういうものか基本的な知識を教えてくれるようなものを探し始めたのです。ところが、見つからない。ある程度、がんの知識を持つがん患者を対象にしたものや、がん治療の最前線を追ったものはあるんです。ところが、特に映像では、私が知りたい情報に応えてくれるものがなかった。それなら自分で作ろうと思ったのがきっかけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ