白米にもあった 脂肪肝を改善し動脈硬化を予防する効果

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 玄米の健康効果については、広く知られているところだ。

 そのひとつが、血中のコレステロールを減らすというもの。これがラットを使った実験でも裏付けられるようになってきた。しかも、その効果は白米でも認められるというから驚きだ。

 玄米は、もみ殻だけを取り除き、ぬかや胚芽を残した米だ。そこに食物繊維やミネラルが多く含まれている。それが「健康にいい」といわれているポイントだ。

「食物繊維には腸を刺激して脂肪の吸収を阻害し、体外への排出を早める働きがあります。さらに玄米の胚芽の部分にはGABA(γ―アミノ酪酸)が豊富に含まれるという特徴もあります」(横浜創英大名誉教授・則岡孝子氏=栄養学)

 GABAは、ストレス状態を改善してくれる機能性食品として注目度が高い。最近は、GABAを含んだチョコやキムチなども売られるようになってきた。

「GABAは血圧血糖値を下げ、コレステロールを減らす効果も認められています。そのため、動脈硬化を防ぐ作用も期待されています」(則岡孝子氏)

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