白米にもあった 脂肪肝を改善し動脈硬化を予防する効果

公開日: 更新日:

 今回、新たに分かってきたのは、動脈硬化を防ぐ作用は、白米でも期待できるということだ。これをラットを使って証明したのが、東京農業大の山本祐司教授の実験だ。

 山本教授は肥満で高コレステロール状態になったラットに100日間、エネルギー量が同じ3種類のエサを与え続けた。エサは①標準的なもの②標準的なものに含まれるコーンスターチを白米に置き換えたもの③コーンスターチを玄米に置き換えたもの――の3パターン用意している。

 その結果、①の標準のエサでは高コレステロールの状態に変化はなかったが、②③のエサを食べたラットはコレステロール値が明らかに低下したという。過食で脂肪肝になっていたラットの肝臓脂肪の数値も、標準値まで減った。

 ②③のエサを比較すると、玄米の方がよりコレステロールや肝臓脂肪の数値が改善されていたものの、有意差は認められなかったという。

 山本教授は、脂肪肝の人に1日160グラム以上の玄米を90日間食べてもらう実験もやっていて、血中コレステロール値の減少が認められたと報告している。ただ、ラットの実験から、白米でも同じような効果が期待できるとした。米に含まれる成分が肝臓内のコレステロール代謝遺伝子を活性化させ、代謝機構そのものを変化させている可能性があるというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    競泳アイドル池江璃花子の初ロマンスに見えてくる「2つの夢」…りくりゅうに続くメダルともうひとつ

  2. 2

    Adoの初“顔出し”が話題 ミステリアス歌手の限界と20年非公表の「GRe4N BOYZ」との違い

  3. 3

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり

  4. 4

    侍J髙橋宏斗サイドがドジャースと“濃厚接触”!来オフ移籍は「十分ある」の怪情報

  5. 5

    熱意と覚悟が欠如…国内男子ツアーの衰退を加速させる日本ゴルフツアー機構の“残念さ”  

  1. 6

    平手友梨奈の「路線変更」にファン困惑…迷走の背景にある断ち切れない韓国事務所への“未練”

  2. 7

    弟子を殴った元横綱照ノ富士 どれだけ潔くても厳罰必至か…「酒瓶で…」「女性を庇った」飛び交う情報

  3. 8

    裏金事件で解消した自民党が“派閥復活”の無反省…まさかの「萩生田派」「武田派」結成の兆し

  4. 9

    橋下徹氏がまともに見える皮肉…米イラン攻撃で馬脚を現した「御用文化人」の逃げ腰と保身

  5. 10

    元横綱照ノ富士が“弟子暴行”で角界に大激震! 転籍組との微妙な関係、燻っていた「無理やり改名」の火種