魚料理を週3回以上 うつ病を防ぐ食事で五月病を吹き飛ばす

公開日: 更新日:

「ビタミンDやB」「メチオニン」「葉酸」「亜鉛」などの栄養素も、全般的にモノアミン神経伝達物質の合成に必要という。

肥満やメタボがうつ病に悪いのは、脂肪細胞が放出する炎症性サイトカインが全身の炎症、脳の炎症(神経炎症)へ波及するからです。その炎症を抑える栄養素が青魚に含まれる『DHA・EPA』という『n―3系脂肪酸』です。魚料理は週3回以上食べるようにした方がいいでしょう」

■食物アレルギーでうつ病リスクが約1.5~2倍に

 これらのうつ病を防ぐ栄養素をまとめると、肉なら「レバー」、納豆を含めた「大豆製品」、「魚介類」「葉物野菜」を中心とした食生活。不足しやすいのは炭水化物(麺類や丼物など)を中心とした食生活だ。

 また、飲料では、できるだけ「緑茶」を飲んだ方がいい。含まれるうま味成分の「テアニン」には、脳をリラックスさせるマイルドな精神安定作用があるという。

 それと、腸内細菌を整える食品も大切。食事に「漬物」「キムチ」「味噌汁」などの発酵食品を加える。朝やおやつで取るなら「ヨーグルト」や「乳酸菌飲料」がいい。これは腸内細菌のバランスが、心の病気にも関係があることが国内外の報告で分かってきているからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」