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河野道宏東京医科大学脳神経外科 主任教授

東京医科大学病院脳神経外科主任教授。聴神経腫瘍・小脳橋角部腫瘍・頭蓋底髄膜腫手術のエキスパート。

たとえ聴神経腫瘍が小さくても10~40代の患者は手術が必要

公開日: 更新日:

 最近は、手術と放射線治療の併用療法も行われるようになりました。最初に手術で腫瘍のボリュームを減らしておき、そして放射線治療を行います。

「腫瘍の摘出度が低いため、顔面神経麻痺や聴力喪失のリスクを減らす」というのが手術と放射線治療を併用する理由ですが、私は若い患者さんには積極的には行っていません。なぜなら、まず長期成績がないこと、また腫瘍は消えることはなく、一生涯、腫瘍とつきあっていくことが前提の治療ですので、根治性を要求される若い患者さんには適合しないと考えているからです。

 どの治療が、その患者さんにとって最も良いかという選択をするには、これまでの手術の経験数がモノを言います。次回は、それについて具体的にお話ししましょう。

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