救急車を呼ぶほどの重症熱中症 病院が行う4つの全身冷却法

公開日: 更新日:

 一方、ジェルパッド循環冷却法は、体幹部と両大腿部に冷水が循環するジェルパッドを貼り付けるだけなので、患者の負担が少なく、安全性が高い。

「サーモガードは、2個のバルーンの付いたカテーテル(細い管)を鎖骨下や内頚、大腿などの太い静脈に挿入します。バルーン内に冷却した生理食塩水を循環させることで、血液自体を冷却する方法です。カテーテルから輸液の注入を同時に行うこともできます」

 どちらのデバイスも40度前後に上がった深部体温を5~6時間で37度に下げる。37度に近づくと冷やしすぎを防止するために、逆に温めて自動的に深部体温を一定に保つという。

 ただし、重症熱中症は死と隣り合わせの状態。心臓が熱にやられていると初日に亡くなることが多い。どれくらい長い時間、高体温が続いていたかで後遺症の程度が異なり、助かってもほとんどの患者に高次脳機能障害や小脳障害などが残るという。

 熱中症は防げる病気。予防が最も重要であることを肝に銘じておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  2. 2

    戸田恵梨香「地獄に堕ちるわよ」のヒットで世界進出へ…クリント・イーストウッド目指し「生涯現役宣言」

  3. 3

    とうとう下落に転じた高市内閣支持率…若者と女性の支持が「急落」した裏側

  4. 4

    ドジャースに「サイン盗み疑惑」再燃! 大谷翔平がまたも報復死球のターゲットに

  5. 5

    巨人阿部監督逮捕・辞任で父親世代に衝撃…他人事ではないDV逮捕と、AIが“相談相手”で問われる父親の存在意義

  1. 6

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  2. 7

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 8

    巨人・阿部監督は解任不可避…長女への暴行で現行犯逮捕、“パワハラ気質”が最悪の形で露呈

  4. 9

    萩本欽一(13)母のおかずはみんなが残した魚の骨「真っ白になるまでしゃぶっていた」

  5. 10

    出口夏希の初醜聞にファン失望…“不祥事男”伊藤健太郎との「お泊り愛」報道で巨額違約金の可能性も