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中山祐次郎外科医

1980年生まれ。鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院大腸外科医師(非常勤)として10年勤務。現在は福島県郡山市の総合南東北病院に外科医として籍を置き、手術の日々を送る。著書に「医者の本音」(SBクリエイティブ)、小説「泣くな研修医」(幻冬舎)などがある。

薬を多量に処方する医者はダメなのか?

公開日: 更新日:

「あちらの病院、こちらの病院でそれぞれ薬をもらう場合、お薬手帳で管理しないと危ないですね。消炎鎮痛剤のロキソニンという薬があります。副作用で胃潰瘍ができたり、胃が荒れるといった人は少なくありません。このロキソニンは現在、薬局やネット販売でも購入できますが、後発医薬品(ジェネリック)として別の名でも販売されており、もし気付かずに重複して飲むと副作用が心配されます。患者さんに『薬を減らしたい』と言われれば、嫌な顔をする医者はいません。薬のメリットとデメリットを考慮し、適正に処方されているのか考えることが大事です」

 少なくとも副作用をしっかり説明してくれる医者は信用できそうだ。

(構成=稲川美穂子)

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