突発性難聴治療は「早い者勝ち」気づいたらすぐに専門医へ

公開日: 更新日:

 少し前、タレントの「たむけん」こと、たむらけんじさんが治療中だった突発性難聴が完治したことを自身のインスタグラムで発表した。

 この突発性難聴、40代から60代の働き盛りにしばしばみられる疾患だ。症状は何の前触れもなく表れる。朝、目を覚ますと耳に違和感を覚えたり、電話の声、テレビの音がいつもと違うように聞こえてきたりする。ときに耳鳴り、めまい、吐き気を伴うこともある。

 専門医によれば年間約4万人が発症するという。この数は年々増加傾向にあるらしい。

 厚生労働省が運営する「e―ヘルスネット」によれば、音を感じ取って脳に伝える有毛細胞のトラブル、その有毛細胞に血液を送る血管の血流障害、ウイルス感染などが原因と考えられてはいるものの特定には至っていない。テレワークなどによるストレス、過労、睡眠不足、また、ヘッドホンによる大音量の音楽聴取、さまざまな大騒音、あるいは糖尿病なども原因として指摘されている。

 実際、浜崎あゆみさん、KinKi Kidsの堂本剛さんなどのミュージシャンもこの病気を経験している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言