新型コロナには睡眠で勝つ 長引く外出自粛で心の不調続出

公開日: 更新日:

 次に「自分の時間」がなくなってしまうのもメンタル不調の要因になる。専業主婦である妻の場合、夫はテレワーク、子供は休校となると、常に家族と一緒にいる時間ばかりになる。夫や子供にしても、自宅の外に出ることでリフレッシュできていた時間がなくなってしまう。

「たとえば都心のマンション住まいの場合、家族一人一人が個人の部屋を確保できているケースは少ないでしょう。リラックスできる“自分だけの空間”が持てないとストレスがかかる状態が続くうえ、解消もできないのでどんどん蓄積していくことになります」

 さらに、新型コロナの感染拡大がいつ終息するのか、いつ緊急事態宣言が解除されて外出自粛が終わるのかといった見通しが立たない不安がストレスを増幅させる。

「たとえつらい環境下でも、ゴールが見えていれば『そこを目標にがんばろう』という気持ちになって乗り越えることができます。しかし、今回は先がまったく見えず、いまの生活がいつまで続くのかがわからないため、ずっとストレスを抱えたまま日々を過ごす状況になっているのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも