著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

グレープフルーツ摂取後は注意…紫外線を吸収しやすい体に

公開日: 更新日:

 なぜ、皮膚がんのリスクが上がってしまうのでしょうか? それは「柑橘系の果物などに多く含まれる光毒性物質である『フロクマリン』や『ソラレン』が紫外線への感受性を高めて、人の皮膚細胞を傷付けやすくしてしまうから」だと報告されています。

 しかし、あまり神経質になって、グレープフルーツをはじめとした柑橘系の果物の摂取を避けてしまうと、逆にビタミンや栄養素不足で健康を損なってしまう人もいるかもしれません。ではどう取ればいいのでしょうか?

 この報告には言及されていなかったのですが、紫外線の感受性を高める成分は、摂取後2~5時間で体が紫外線を吸収しやすい状態になります。つまり、朝取らずに夜取ることで、寝ている間に分解してくれるというわけです。もし朝に取った場合は、紫外線対策をしっかりして出かけましょう。

 なお、グレープフルーツは特に降圧剤に使われるカルシウム拮抗剤との食べ合わせを禁じています。一緒に服用すると薬が効きすぎてしまう可能性が高いので、服用中の薬がある人は食べ合わせには十分注意しましょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因