歌手の香寿美さん「坐骨神経痛」に苦しんだ1年半を語る

公開日: 更新日:

 翌日、さっそくペインクリニックに行くとブロック注射を勧められました。麻酔をしてから打つ注射で、打ってみると痛みがすっかり消えました。でも24時間ほどで元通り……。しかも3回目にはまったく効果がなくなりました。そして、お友達が飲んだという「トラマール」(一般名はトラマドール塩酸塩)を処方していただき、飲み始めました。がんの疼痛治療にも使われる薬だそうです。

 時を同じくして、別の知人から「更年期になると脳が間違った信号を送って痛みが出ることもある」といった情報を耳にしました。ふと私が用心のために飲み続けている女性ホルモンを抑える薬が何か関係しているのではないかと思って、乳がんの定期検診の折に先生に座骨神経痛について相談したんです。

「年齢的に更年期な上、薬で女性ホルモンを減らしていることで、脳が勝手に痛いと勘違いしていることはないのでしょうか?」

 そうしたら、「それは全然関係ありませんが、とりあえず3カ月間、薬をやめてみますか?」と提案されたので、やめてみました。すると、2~3カ月で朝のストレッチの時間が徐々に短くなってきて、「あれ?」と思っていたら、いつの間にか治っていたんです。乳がんの薬をやめ、トラマールを飲み始めて4カ月目の2019年1月でした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも