新型コロナは性感染症 キスでうつることを忘れてはいけない

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 感染症は、感染経路さえ遮断すれば人にうつらない。

 一方、新型コロナウイルス感染症は飛沫でうつる。だからこそ「マスクの着用」「横を向いて小声で話す」「料理に飛沫をかけない」「飛沫が付着した可能性のあるドアノブなどを触らない」などの対策が求められている。

 ところが、マスクの着用をめぐり街中で暴力事件が発生するほど神経質になりながら、日本ではいまだに見逃されている感染経路がある。「性的な接触」での感染だ。公衆衛生に詳しく、各地で新型コロナウイルス感染症の対策を指導している医師の岩室紳也氏に聞いた。

「新型コロナウイルスが咳などに含まれる飛沫で感染することや、唾液を使ったPCR検査、抗原検査が行われていることからもわかるように、新型コロナウイルスは唾液の交換が起こるキスで感染します。というか、キスで交換する唾液の量は飛沫と比べれば膨大なので、感染リスクは非常に高いです。しかし、このことが日本人の常識になっていません。新型コロナウイルス感染症はキス病であり、性感染症の一面があることを誰も言わないからです。それが家庭内感染増加の理由かもしれないのです」

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