指数関数的に増える驚異 いつでもロックダウンに戻れる体制を

公開日: 更新日:

 政府は日本に中長期滞在できる資格を持つ外国人の受け入れを始めていて、いずれ観光客の受け入れも解禁される。

 そこで心配なのは海外から侵入してくる新型コロナウイルスだ。日本で流行している株と欧米での株が異なっていたことがわかっている。外国人の日本への受け入れに問題はないのだろうか?

「外国から強毒化したウイルスが入ってくる可能性はゼロではありませんが、いまのところ低いと思っています。国際間でのアラート(警報)も出ておらず、欧米で強毒化したウイルスが流行しているとの報告もありません。ウイルスすべてを網羅していませんからわかりませんが、新型コロナウイルスには3万個弱の塩基配列のうち、変異がみられるのは20弱とされています。その中には、感染の効率化を進める変異もあるともいわれていますが、すぐ日本を危機に陥れる可能性は低い」(ウイルス学者)

 ただし、新型コロナウイルスの存在が報告されてまだ1年間も経っていない。変異があるとすればこれからであり、確実な治療方法も現時点で存在しないことが懸念される。東邦大学名誉教授の東丸貴信医師が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝